1.時刻合わせ
時刻合わせ自体はとっても簡単で、netdate timeserver localhost でできます。問題はどこのtimeserverを指定するかですが、日本国内にopenなtimeserverは少ないのですが、以下のサーバーが公開されています。
東京理科大学 ntp.sut.ac.jp(133.31.30.8) 福岡大 clock.nc.fukuoka-u.ac.jp(133.100.9.2) clock.tl.fukuoka-u.ac.jp(133.100.11.8) 国立天文台 cesium.mtk.nao.ac.jp(133.40.40.133) 広島大 ntp.hiroshima-u.ac.jp(133.41.4.2)
そこで、例として
# netdate 133.100.9.2 localhost
とすれば時刻合わせは完了です。さらに、cronを利用して定時に自動実行できるように 設定しましょう。
まず、rootでログインして、次のコマンドを入力してください。
# crontab -e
そうするとエディタが立ち上がりますから、次のように記述してください。
1 * * * * netdate 133.100.9.2 localhost ; hwclock -w
これは*曜日、*月、*日、*時、1分に実行するという意味です。すなわち、この場合、毎時1分に実行するということです。これでsaveすればインストールされます。また、
# crontab -l で確認
# crontab -r で取り消しできます。
2.sendmail のバージョンアップ
Plamo Linux1.3あるいはVine Linux 1.0(Red Hat Linux5.2)のsendmailはversion8.9.2です。これを最新(1999年3月現在)の8.9.3にバージョンアップします。まず、ここからソースをダウンロードして、/usr/src に置きます。そして展開してcompileしてinstallします。
# cd /usr/src/ # tar zxvf sendmail.8.9.3.tar.gz ----- # cd /usr/src/sendmail-8.9.3/src/ # sh Build ----- # ./makesendmail install
これでrebootすれば最新バージョンになっているはずです。なお、RHLの古いrpmファイル(sendmail-8.9.2-3)は削除しないでください。
3.ntsysv# ntsysv
とするだけです。