MondoRescue

MondoRescueは、PCを丸ごとバックアップするすぐれものツールです。実際、下記の設定で、完全にRestoreすることができました。環境によってはできないかも知れません。あくまでも参考として自己責任でお願いします。

1.MondoRescueのインストール
インストールは簡単です。

# apt-get install mondo

2003年7月30日現在、Stable版としてmondo-1.41.1-1がインストールされます。

2.Archive
バックアップをします。下記のオプションで、Restore可能なisoファイルが作成できました。

# mondoarchive -O -i -L -d /bkup -E "/bkup /mnt" -l LILO -f /dev/hda -k FAILSAFE -s 700m -F

オプションについては、このページが詳しいですが、かのうクリニックのページが日本語に訳されわかりやすいです。

-O ファイルシステムをCD、テープ、ISOイメージ、NFSシェアにバックアップします。必要なときに、PCを中身が何もない状態から元通りに復旧させるために、ブートフロッピーまたはブート用のCDが作られます。
-i バックアップメディアとしてISOファイル(CDイメージ)を使用。
-L bzip2の代わりに速い圧縮エンジンのlzo を使います。
-d dev/dir バックアップデバイス(CD/テープ)やディレクトリ(NFS/ISO)を指定します。
-E "path path ・・・・" バックアップからこれらのパスを除外します。
-l GRUB/LILO ブートローダーを指定します。ここで、LILOを指定しないと、何故かリストアできませんでした。
-f デバイス デバイス マスターブートレコードがあるドライブを指定します。
-k パス ユーザーのカーネルのパスです。DebianやGentooのユーザーであるのなら、-k FAILSAFE を指定してください。debianではこれがないと、Restore時にkernel panicします。
-s サイズ バックアップメディアの容量を指定します。
-F 3.5インチフロッピーディスクにboot+dataのフロッピーディスクイメージを書き込まないようにします。

3.Restore
mondoarchiveで出来たisoファイルを、CDRなどに焼きます。これはWindowsマシンで焼きました。このうち、1.isoからできたcdromをRestoreするマシンのCDROMに入れ起動します。ここでnukeを選ぶと全自動でRestoreされます。interactiveを選ぶと、パーティションなども変えられるようですが、試していません。そして指示どおりに次々とCDROMを挿入すると完全な複製ができあがります。

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