FreeBSDマシンのディレクトリをWindowsマシンから直接見れて読み書きできれば便利ですね。この目的のために、Samba Serverをインストールしましょう。Sambaはファイルの読み書きだけでなく、マシンに繋いだWindows用プリンターを共有することもできる優れモノです。
1.sambaのインストール
samba の日本語版を ports からインストールします。2003年2月現在、samba-2.2.7 が最新です。
# cd /usr/ports/japanese/samba/ # make install
2.smb.conf
smb.confをコピーして書き換えます。
# cd /usr/local/etc/ # cp smb.conf.default smb.conf
そして、この smb.conf を書き換えます。
# ee smb.conf ----- [Global] workgroup = SAMBA -----
の、SAMBAをWindowsマシンのワークグループ名に変更します。これだけで、global addressを振ったマシンからsambaマシンが見えるようになるはずです。
また、暗号化パスワードを使えるように、同じく[Global]に次を記載します(デフォルトです)。
encrypt passwords = yes security = user
この他の設定も smb.conf のコメントを参考に設定しください。ちなみに僕の設定例を載せておきます。この設定で、プリンターも使用できる筈です。Windowsマシンから、プリンターの追加をクリックして、指示どおりにWindows用のdriverをインストールすれば終わりです。この場合、/etc/printcap がないとプリンターのアイコンが出ません。僕の場合はsampleを参考に次のようなprinetcapを作成しました。
# vi /etc/printcap ----- lp|local printer:\ :sh:\ :lp=/dev/lpt0:sd=/var/spool/output/lpd:lf=/var/log/lpd-errs:mx#0:
なお、Windows NT SP3以降 と Windows 98、Windows2000 では暗号化パスワードの関係で、これだけでは検索できません。sampleをコピーしてpassword を設定します。
# cd /usr/local/private # cp smbpasswd.sample smbpasswd # /usr/local/bin/smbpasswd [username] [password] 例: # /usr/local/bin/smbpasswd masao himitsu
これで、/usr/local/private/smbpasswd が書き換えられる筈です。あと、unixマシンにグローバルとローカルな IP address を振っている場合は、ifconfig コマンドで alias を指定してください.
例: # ifconfig de0 alias 192.168.1.2
起動時に自動的にアドレスを割り振りたいのなら、/etc/rc.conf に次の1行を追加します。
例:de0の場合 ifconfig_de0_alias0="inet 192.168.1.2 netmask 255.255.255.0 broadcast 192.168.1.255 " # Sample alias entry.
3.自動起動
次のような内容のsamba.shを sample からコピーして作り実行権限を与えます。
# cd /usr/local/etc/rc.d/ # cp samab.sh.sample samba.sh
これで次回起動時よりsambaも自動的に起動されます。